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リフォームで新型コロナ対策!宅配ボックスや採風ドアの導入など人気の事例を紹介

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COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大は勢いが増すばかりで、いまだ終息のめどがたっていません。だからこそ、少しでも安心・安全な暮らしが送れるよう、感染予防対策を取り入れたリフォームが注目されています。そこで今回は、感染症の予防対策に効果的な住まいづくりに役立つ、リフォームについて紹介します。

宅配ボックスを設置!ネット通販や宅配も非対面で安心

外出自粛やリモートワークの推奨にともない、利用数が急増しているネット通販やデリバリーなどの宅配サービス。最近では、宅配員から荷物を受け取る際に、接触して感染するリスクを避けるため、玄関前など所定の場所に荷物を置いてくれる「置き配サービス」が普及してきました。しかし、非対面で荷物を受け取ることができたとしても、盗難や雨風などによる破損のおそれが指摘されています。そこで、人気を集めているのが「宅配ボックス」です。郵便受けと一体になったものから、玄関先などに簡単に設置できる置き型など形態やデザインはさまざまで、配達員と対面して受け渡しせずに済むだけでなく、雨風もしのぐことができます。もちろん、大きな荷物を預けられるため不在時の受け取りにも役立つ上、扉を開けて対応する必要がないため防犯の観点からも安心です。

採風ドアで玄関を換気!開け閉め簡単なスマートロックも人気

感染症対策のひとつとして、家庭内でもこまめな換気が推奨されています。窓だけでなく、玄関のドアを開けての換気も促されていますが、扉を開放したままにするのは防犯面で心配があるかと思います。そこで、おすすめの改善方法が「採風ドア」の導入です。玄関のドアを換気ができる窓付きの採風ドアに取り替えることで、施錠したままでも換気を徹底することができます。さらに、玄関にこもりがちな靴の臭いや湿気の対策にも効果的です。また、採風ドアの導入と合わせて、最新のロックシステムを取り入れた鍵にするケースも多くなっています。カードキーやスマートフォンで施錠・解錠ができ、手荷物が多い時や子供でも簡単に開け閉めができるため人気を集めています。

家の中にウイルスを持ち込まない!玄関に洗面台と収納スペースを

玄関のリフォームが注目されているワケは、ドアのほかにも。感染症対策において、外出先で体や衣服の表面に付着したウイルスを、住宅内に持ち込まないことが注意点としてあげられます。手指にウイルスが付着したまま、洗面台までの動線でドアノブや家具を触ってしまうと、そこから家族に感染するリスクが伴うからです。そのため最近では、帰宅してすぐに手洗いうがいができるように、玄関付近に手洗いスペースを設けるリフォームが増えているのです。さらに、玄関にクローゼットや収納スペースを設けるリフォームも増加傾向に。冬場は特に、こまめに洗濯をしないアウター類をかけっぱなしにすることも多いかと思いますが、ウイルスは衣服に付着してもしばらく生存しているため、そのままリビングなど各部屋に持ち込むと感染のリスクが伴います。そのため、アウターやカバンなどを、各部屋に持ち込むことなく玄関で収納でき、そのままスプレー等をつかって除菌できる収納スペースがニーズを拡大しているのです。

センサーで衛生的に手洗い!洗面台には非接触の自動水栓を

手洗いうがいを行う洗面台においても、感染のリスクが全くないわけではありません。帰宅後は、手指にウイルスが付着したまま蛇口を触って水を出すため、せっかく清潔にしても水を止める際には、再び手指にウイルスが付着する危険があります。これを避けるために、センサーで反応して水が自動的に出てくる非接触の自動水栓の導入が推奨されています。水は、手をセンサーから離すと自動で止まるため、水が出しっ放しにならず経済的という側面も。また、濡れた手で蛇口を触らないので洗面器が水浸しになったり汚れにくいといったメリットもあります。

今回、紹介した新型コロナ感染症対策に役立つリフォームは、ほんの一部のケースです。これまでの暮らしとは一変してしまったからこそ、住まいにおいても安心・安全に暮らせるよう、感染予防対策の観点からリフォームを検討してみるのはいかがでしょうか?